ものづくりを進めるうえで、型紙はとても大切な設計図です。 どんなに良い職人さんと出会っても、型紙がない状態では製作を進めることはできません。 ここでは、nutteでお仕事を依頼する際に選べる「型紙の準備方法」についてご案内します。
① 既存の型紙を使う方法
すでに完成している型紙を利用する方法です。
- nutteに登録されている 商用利用可能な型紙 を指定して依頼する
- 上記をベースに 一部アレンジしてもらう
- 別途 市販の型紙を使用 する
- 市販の型紙を アレンジしてもらう どの場合も、「すでに出来上がっている型紙を準備しておく」ことが前提になります。 nutte内のパターンを指定した場合は、成約後にベンダーから職人さんへ型紙が自動で配送される仕組みです。 依頼者が型紙を送付する必要はありません。
② 新しく型紙を作ってもらう方法
「型紙が手元にない」場合は、職人さんに新たに型紙を作ってもらうことも可能です。 ただし、この場合は どのレベルの型紙を求めるか によってお仕事の範囲と費用が変わります。
🔸 縫製専用の型紙(納品なし)
- 試作や立体確認のためだけに使用する型紙
- 型紙データや紙を納品してもらう必要はありません
- 一度きりの製作や試作目的の場合におすすめ
- 職人さんの応募数も増え、比較的安価に依頼できる傾向
🔸 商品用の型紙(納品あり)
- 他の職人や工場に渡せる「商品用」レベルの型紙
- 専門的な知識を持つパタンナーへの依頼が必要
- 仕様書の整備やパターン修正などを含むため、費用は高め まずは、「商用として工場に出せるレベルを求めるかどうか」を決めましょう。
💡 型紙依頼を分けるメリット
一般的なアパレル製作では、型紙は「パタンナー」と呼ばれる専門職が担当します。 そのため、nutteで型紙を作ってもらう場合も、型紙だけを単独で依頼する方がパターンの専門家にお願いできる可能性が高くなります。 もちろん、パタンナーが縫製まで対応できるケースや、パタンナーと縫製職人がチームで登録しているケースもあり、 サンプル製作まで一括でお願いすることも可能です。 ただし、型紙と縫製を分けて依頼することで、 それぞれの分野に強い職人さんを選べるというメリットがあります。 結果的に、より専門的で、完成度の高い仕上がりが期待できます。
③ トワルチェックを行うかどうか
型紙製作時に、トワル(仮布)で形を確認する工程を入れるかどうかも重要です。
- トワルチェックあり → 仮布で一度形を起こし、実物に近い形で確認 → 半身(片側のみ)と両身(全身)を選べます → チャット上の画像で確認する方法と、実物を送ってもらう方法があります → 安心感は高いが、その分費用が上がります
- トワルチェックなし → 参考サンプルなどがある場合はこちらで十分 → 型紙納品時点でお仕事完了 参考サンプルがある場合は、トワルチェックは省略しても問題ないことが多いです。 一方、画像やイラストだけが頼りの依頼であれば、トワルを挟むことでイメージのズレを防げます。 トワル製作を希望する場合は、依頼の中に必ず明記しておきましょう。
④ 進行の基本的な流れ
パターン製作とサンプル製作を同じ職人さんに依頼する場合は、以下の流れになります。
- 型紙製作
- (必要に応じて)トワルチェック・修正
- 資材の準備
- サンプル製作
- 修正があれば再製作
- 型紙・仕様書の納品 もし型紙納品後に追加修正をお願いしたい場合は、新しいお仕事として再依頼する形になります。
まとめ
- 型紙は「製作の設計図」。これがなければ作業は始まりません。
- 既存の型紙を使うか、新たに作ってもらうかを最初に決めましょう。
- 一般的にはパタンナーに型紙を依頼するのが基本。nutteでも型紙単独依頼が最適な場合があります。
- 型紙と縫製を分けて依頼することで、より専門的で高品質な仕上がりに。
- トワルチェックを挟むかどうかは、イメージの明確さで判断します。 準備の段階でここを整理しておくと、スムーズに製作を進められます。