ペット服は、犬・猫などの体型や毛量、動き方の違いによって 人間の洋服よりもサイズ調整や素材選びが難しい分野です。 nutteでもご依頼は多くありますが、製作を成功させるには準備と安全性の意識がとても大切です。
① ペット服製作の特徴
- サイズの基準が一定ではない
- 伸びる生地・伸びない生地で構造が大きく変わる
- 動きやすさ・洗いやすさ・安全性など、機能性の配慮が必要 特に、犬種・猫種・体格によって寸法が大きく異なるため、 参考サンプルや市販の型紙を準備しておくとスムーズです。
② 型紙と参考サンプルの準備
ペット服は、型紙の有無で進行の難易度が大きく変わります。
| 方法 | 内容・ポイント |
| 市販の型紙を使う | ペット服専門の市販パターンを用意するのがおすすめ。サイズ展開が分かりやすく、職人との共有が容易。 |
| 参考サンプルを用意する | 既製の服や気に入っているデザインを送付し、「この形を参考に」と伝えると認識が合いやすい。 |
| オリジナル型紙を作る | 専門的な寸法取りが必要。型紙費用を想定しておくこと。 |
特にペット服は「ニット素材」「布帛」「リブ付き」「背中開き」「前開き」など多様な仕様があるため、参考となるものを必ず準備してから依頼を出すのがポイントです。
③ 素材選びと安全性
ペット服は、見た目だけでなく安全性も重視する必要があります。 使用する素材はできるだけ依頼者自身で準備し、以下の点を意識しましょう。
| 項目 | 内容 |
| 生地 | 肌ざわりが良く、動きやすい素材(ニットやスムース生地など)がおすすめ。 |
| 付属品 | ボタン・飾り・リボンなどは誤飲の危険があるため、安全に留められるものを選ぶ。 |
| 金具や刺繍糸 | 金属アレルギーや噛みつき防止の観点から、過剰な装飾は避ける。 |
💡 特に「自分の大切なペット用」や「販売用」として製作する場合は、 “使うべき素材”と“使わない素材”を明確に設定しておくことが安全の第一歩です。
④ ペット小物や関連アイテムの製作
ペット服以外にも、 スヌード・バンダナ・ベッドカバー・マットなどのペット小物も製作可能です。 ただし、スリングバッグやキャリーバッグのように耐荷重が必要なものは、 洋服職人ではなくバッグ職人への依頼が適しています。
💡 バッグ構造を含むアイテムは、布小物カテゴリではなく「バッグ製作の場合」を参考にしてください。
⑤ 費用と依頼の考え方
ペット服は構造が小さい反面、細部の調整が多いため、 1点もののオーダーはどうしても高額になります。 費用を抑えたい場合は以下を意識しましょう:
- 同じ型でまとめて依頼する
- 使用する資材や生地を自分で準備する
- 試作(1stサンプル)後に量産を検討する
💡 「まずは1点試してみる」よりも、「同時に3点程度まとめて依頼」した方が、 職人にとっても効率が良く、費用を抑えられる傾向があります。
⑥ 刺繍・プリントを希望する場合
ペット服ではロゴ刺繍やプリント加工を希望される方も多いですが、 これらは縫製とは別の工程になります。
- nutte内では刺繍・プリント専業の職人は限られています。
- 多くの場合、外部業者への依頼や別工程扱いになります。
- まずは「ボディ部分(服本体)」を完成させ、刺繍やプリントは後工程で検討しましょう。
💡 刺繍やプリントを最初から組み込みたい場合は、 サンプル完成後に別途お見積もり・外注相談を行うのが現実的です。
⑦ 依頼前のチェックリスト
| 項目 | 準備できていますか? |
| 市販の型紙または参考サンプルを用意した | ✅ |
| 使用する生地・付属を決めた | ✅ |
| 素材の安全性(誤飲・金属など)を確認した | ✅ |
| 完成イメージを写真やイラストで整理した | ✅ |
| 刺繍・プリントの有無を決めた | ✅ |
⑧ まとめ
- ペット服はサイズ・素材・仕様が多様なので、参考型紙やサンプルを準備するのが基本。
- 安全面を第一に考え、使う素材・避ける素材を依頼者が明確に設定する。
- バッグ構造のあるものはバッグ職人に依頼する方が安全。
- 1点製作は高額になりがち。数量をまとめるとコストを抑えられる。
- 刺繍・プリントは別工程。まずはボディ部分からスタート。
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