服の染め直し、染め替え「アンドカラーズ」
染色前チェック

はじめに

染め直しは、熱湯で洗濯をするのと似ており、生地へのダメージリスクを伴います。

新品ではないアイテムは、生地の汚れや傷み、破損、型崩れなどそれぞれ状態が異なり、染める前には予測できないことが起こりえます。
また、品質表示と素材が異なる場合や目視で判断できない加工やのりが使用されていることにより、衣類が破損し着用が難しくなる場合もあります。

染める前の確認及び丁寧な作業は心がけますが、染まり具合や染色によるダメージの想定はしきれず、お仕上がりの保証や染める前に戻すことができないサービスであることご承知おきください。

染色は、下記ご了承をいただけたものとして承ります。
お手持ちのアイテムとともにご確認ください。

STEP0. 染め直しをご利用いただく上での共通要件

  • 洗濯タグが付いており、素材比率がよめるもの
  • 撥水・樹脂・ゴム加工・ポリウレタン加工表記がないもの
  • 毛皮・ファー・羽毛を使用していないもの
  • 3kg以下のもの
  • 下記、染まる素材の割合合計30%以上であるもの
    綿(コットン)、麻(リネン)、レーヨン(ビスコース)、キュプラ、リヨセル(テンセル)、絹(シルク)

STEP1. 染まる素材が含まれるか確認しましょう!

<よく染まる素材>
綿(コットン)、麻(リネン)、レーヨン(ビスコース)、キュプラ、リヨセル(テンセル)

<染まる素材>
絹(シルク)

<染まらない素材>
ポリエステル、ナイロン、アセテート、アクリル、ウール、カシミア、アンゴラ、ポリウレタン

STEP2. 染まる素材の割合が合計30%以上か確認しましょう!

染まる素材の割合が30%以上の時、染色を承ります。
より濃く、まだらにそまるなどを軽減されたい方には50%以上を推奨しています。

※染まる素材が0%でない限り、ご要望あれば対応いたしますが、割合が小さくなるほどに染まらない可能性が高くなることご了承ください。


STEP3. 含まれる素材の染色リスクを理解しましょう!

染まる素材でも、水や熱に弱い素材の場合、縮みや伸び、変色などの変質が起こり、稀ではあるものの、場合によっては破れてしまうなどの問題が起こりえます。
下記、含まれる素材の特徴とリスクをご確認ください。

<染まる素材>


■綿(コットン)■
染め直しをする上で、ダメージや破損リスクの少ない素材です。
平均縮率は1~3%ですが、全く縮まない場合もあります。

■麻(リネン)■
染め直しをする上で、ダメージや破損リスクの少ない素材です。
平均縮率は2~5%ですが、全く縮まない場合もあります。
綿よりも、濃く染まりやすい素材です。

■レーヨン(ビスコース)■
水や熱に弱い素材で、伸びやすい特性を持ちます。
繊細な箇所は破れなど破損する可能性が特に高く、裏地に利用されている場合は、リスクを考慮しましょう。
※裏地がレーヨン100%のものについては破損リスクが高いため原則お断りしております。

■キュプラ■
水や熱への耐久性の低い素材で、収縮率が高く、縮んだり伸びたりする特性を持ちます。
シワや縮みを伴いやすく、繊細な箇所は破れなど破損する可能性が高く、裏地に利用されている際は、リスクを考慮しましょう。

■リヨセル(テンセル)■
水に強い素材ですが、平均縮率1〜3%程度と若干の硬化や伸びを伴い、シワや毛羽立ちが気になる特性を持ちます。
色移りしやすいため、染色後の取り扱いに注意が必要です。

■シルク■
縮率の高い素材で、5%以上縮むこともあります。
また、全体的に白や黄色っぽく仕上がったり、光沢感が減り手触りもごわつく特徴があります。
デリケートな素材のため、割合が高い場合、破れなど破損する可能性が高く<個別染色サービス>のご利用をお勧めします。

<染まらない素材>


■ポリエステル■
水や熱に強く、シワや型くずれの心配が少ない素材です。

■ナイロン■
熱に弱く、縮みやシワの出やすい素材です。
また、青みがかるなど変色しやすい特徴を持ちます。
袖や襟、レースなど別布として使われることも多く、別布100%の割合の場合、染色するか考慮しましょう。

■アセテート■
熱や摩擦に非常に弱く、一度ついたシワを取るのは困難な素材です。
20%以上の割合の場合、染色はお勧めしません。

■アクリル■
強いシワが出やすい素材です。シワが出た場合、プレスしても直らない特徴があります。
30%以上の割合の場合、染色はお受けできません。

■ウール・カシミア・アンゴラ■
縮率の非常に高い素材で、防縮加工がされていないウールは10%以上縮むこともあります。
また、縮むことで手触りなど風合いが変化することもあります。
50%以上の割合の場合は、染色はお勧めしません。

■ポリウレタン■
経年劣化が激しく、数年で着用困難になることもある素材です。
染色による劣化が避けられないため、加工表記のあるものや10%以上の割合の場合、染色はお受けできません。

※ その他素材についてはお問い合わせください。

STEP4. 日焼けなどダメージによる染色リスクを理解しましょう!

<日常使用による色落ち、色あせ>
色落ち、色あせの程度によりますが、色落ちの差が均一でない場合、染めムラがおこりやすくなります。
例:衿もと、そで口、たたみしわなど

<日焼けによる色落ち、色あせ>
日に焼けた部分は痛んでおり染まりづらく、染めムラがおこりやすくなります。
例:右肩のみ強い色落ち、表裏の色の差が大きいなど。

<脱色剤や濡れた状態での放置による色落ち>
部分的な強い色落ちは、染め上がり後も濃淡が残りやすくなります。
一度全て脱色による色抜きをしてから染める方法もありますが、生地の傷みを伴うため、全てのアイテムで脱色ができるわけではありません。
例:脱色剤がかかってしまった衣類、雨に濡れ放置した衣類など

<クリーニングによる色落ち>
クリーニングにより色落ちした衣服は、色落ちしやすい素材であったり薬剤が付着している可能性があり、染め直しを行っても染まらない、ムラになる可能性があります。ご理解の上ご依頼ください。

<スレ、ほつれ、生地の傷み>
スレやほつれ、生地に傷みがある箇所は生地が弱っており、染まりにくくなっている可能性があります。 また、生地が弱っている箇所は染色工程により破損する可能性もあります。ご理解の上ご依頼ください。

STEP5. その他ご注意ください

下記、取り外し可能な場合は外してからお送りください。

▶ 革がついているアイテム
高い確率で、硬く変形し、場合によっては割れて破損します。

▶ ファーがついているアイテム
高い確率でボリュームがなくなったり、染料で汚れたりします。

▶ ボタンがついているアイテム
変色や劣化の可能性があります。稀ではあるものの割れてしまい排水とともに流れ出てしまうことがあります。

▶ 金属がついているアイテム
稀ではあるものの変色や劣化の可能性があります。